マイホームの購入を検討するにあたって、長期優良住宅という言葉を耳する機会もあるでしょう。
しかし実際のところ、長期優良住宅がどういった物件を指すのかわからない方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、長期優良住宅とは何かについて解説します。
購入するメリットとデメリットもそれぞれ説明するので、マイホームの購入をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
長期優良住宅とはどのような物件なのか
長期優良住宅とは、長期間にわたって優良な状態を保てる住宅のことです。
長く快適に住み続けられる住宅の普及を目指して2009年6月に認定制度が開始したもので、その認定を受けるためには、定められている認定基準を満たす必要があります。
基準となる条件は、まず構造躯体が、通常想定される自然条件や維持管理条件下で3世代まで使用継続できるように、必要な劣化対策が講じられている必要があります。
また、建築基準法レベルの1.25倍の地震に耐えられる耐震性や、階段や共用廊下のバリアフリー性も求められる要素です。
そして、配管などの維持管理・更新の容易性や、高い断熱性能といった省エネルギー性、快適な居住環境・住戸面積なども認定に必要な条件です。
長期優良住宅を購入するメリットとは
長期優良住宅を購入するメリットは、まず快適かつ安心できる住宅に、世代を超えて住み続けられる点です。
高い性能をもつ長期優良住宅は、建物の損傷や劣化も抑えやすく、住み続けるために必要な改修も容易に実施できます。
また、減税が受けられるのも大きなメリットです。
長期優良住宅を購入すると、住宅ローン減税や不動産取得税の控除、固定資産税の減税など、さまざまな税の特例措置が受けられます。
なお、不動産取得税は、固定資産税評価額から長期優良住宅の最大控除額1,300万円を引き、そこからさらに3%かけることで計算が可能です。
さらに、住宅ローンの金利も引き下げられるため、コストの負担軽減に有効といえます。
長期優良住宅を購入するデメリットとは
長期優良住宅を購入するデメリットとしては、定期点検が必要な点が挙げられます。
長期優良住宅は、住宅の状態を維持するために、継続的な点検やメンテナンスを実施しなければなりません。
建築前に提出する「維持保全計画」に従って点検・修繕をおこないます。
計画どおりに実施しなければ、長期優良住宅の認定を取り消される可能性もあるので、注意しましょう。
また、長期優良住宅の認定を受けるための申請にコストがかかるのもデメリットといえます。
自分で申請する場合には、書類や図面を用意する手間もかかります。
まとめ
長期優良住宅のメリットやデメリットについて解説しました。
長期優良住宅とは、長期にわたり快適に暮らし続けられる住宅のことで、認定を受けるには条件を満たさなければなりません。
世代を超えて住み続けられる、減税が受けられるといったメリットがある一方で、定期点検が必要、申請にコストや手間がかかるなどのデメリットもあります。
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